金融×ITが生んだ「クラウドファンディング」ってなに?

IT化が進み、個人や企業が新たに事業を始めたり、商品・サービスを作ったりしやすい環境になっています。最近ではFinTech(フィンテック)という、Finance(金融)とTechnology(技術)を掛け合わせた新事業分野が注目を集めています。今回から、FinTechのひとつ「クラウドファンディング」について解説していきます。

 

クラウドファンディングとは「群衆」と「資金調達」を組み合わせた造語

個人や企業が資金を集める手段は、大きく分けて二つあります。一つは、銀行や信用金庫などの金融機関から借り入れる方法(間接金融と呼ばれます)です。もう一つは、投資家から直接資金を集める方法(直接金融と呼ばれます)です。

「クラウドファンディング」は、後者の直接金融に入りますが、従来は難しかった資金調達者と投資家をダイレクトに結びつけることを可能とした仕組みであり、第3の資金調達方法として注目を集めています。

クラウドファンディング(英語で”Crowdfunding”)とは、不特定多数の人がインターネットを通じて、個人や企業に比較的少額な資金提供や協力を行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語です。「ソーシャルファンディング」とも呼ばれることもあります。ちなみに「ソーシャルレンディング」という言葉もありますが、クラウドファンディングの中の一部ですので混同しないようにしましょう。

米国ではKickstarterが有名であり、アートなどの分野に特化したサービスも多いです。日本では、国内初のクラウドファンディングサービスREADYFORや日本最大級のCAMPFIREなど、年々増加しています。

 

どんな人が資金調達のために利用しているか

クラウドファンディングを利用してどんな人が資金調達をしているのでしょうか。挙げたらキリがないですが、ミュージックアルバムを作りたいけど制作資金のないミュージシャン、アクション映画を撮りたいがお金のない映像作家、震災で全壊した水族館を復活させたい市長などが、共感を抱いてくれる人々を世界中から探し出し、彼らの資金援助によって自分の夢を実現しているのです。日本円にして何億円という資金を集めたプロジェクトがいくつもあります。

SNSなどのソーシャルメディアの発展によって個人でのプロジェクトの立ち上げや告知が容易になり、それに呼応する形でクラウドファンディングによる資金調達が活発になってきています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
株式会社Money&You 代表取締役 頼藤太希

株式会社Money&You 代表取締役 頼藤太希代表取締役

投稿者プロフィール

1985年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、アメリカンファミリー生命保険会社資産運用リスク管理部にて、金融工学を駆使したリスク管理業務に従事。2015年に株式会社Money & Youを創業し、代表取締役社長に就任。女性向け、一生涯の「お金の相談パートナー」が見つかる場FP Cafe®を運営。
若手経済アナリストとして活躍し、元気でモチベーションが高まる講演には定評があり、オリコンやマネーゴーランドなどのメディアにて投資に関するコラムを連載。主な著書:「金融機関が教えたがらない年利20%の最強マネー術」(河出書房新社)。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

ピックアップ記事

  1. お金の話が大好きで普段はブロガーやライターをしてるしゅうまいと申します。 全くの初心者がソーシ…
  2. お金の話が大好きで普段はブロガーやライターをしてるしゅうまいと申します。 全くの初心者がソーシ…
ページ上部へ戻る